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サッカー基礎講座>フォーメーション 超攻撃型>3-2-5 |
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このフォーメーションはFWの配置がW型、DF・MFの配置がM字型に
見えるため、WMフォーメーションと呼ばれた。
初期のサッカーでは、ボールより前にいる選手に対してパスする事が
認められておらず、1866年にアウト・オブ・プレーに関する規定が
見直され、ゴールラインとパスを受ける選手の間に守備の選手が
3人以上いなくてはならないというものであった。
(※現在のオフサイドに相当するルール)
このオフサイドルールが1925年に改正され、ゴールラインとパスを受ける
選手の間には守備の選手が2人いればよいとされた。
このルールでオフサイドラインは下がり、2人のディフェンダーでは敵の
5人のフォワードに対応することが難しくなってしまったため3-2-5が
考案された。
2-3-5フォーメーションにおけるMFをDFに下げ、守備を3人で
行う3-2-5フォーメーションが主流となっていった。
ウイングとセンターフォワードが最前線に出て、インナーの2人は
1.5列目に配置し、両ウイングからのセンタリングをセンターフォワードが
落とし、左右のインナーがシュートするというのが基本的な攻め方で、
実際に得点を狙うのは1.5列目に位置していたインナーである。
ディフェンス陣は、前の2人をハーフバック、後ろの3人をフルバックと
呼び、両者を総称してバックスとも呼んだ。
1930年代初頭にこのWMフォーメーションをいち早く採用したのが、
クラブチームではアーセナル、代表チームではヴンダーチームと呼ばれた
オーストリア代表であった。
当時のポジションの名称
FW@:センターフォワード〔Centre Foward〕
FWA:インサイド(レフト)フォワード〔Inside(Left)Foward〕
FWB:インサイド(ライト)フォワード〔Inside(Right)Foward〕
FWC:レフトウイング〔Left Wing〕
FWD:ライトウイング〔Right Wing〕
MF@:(レフト)ハーフバック〔(Left)Half Back〕
MFA:(ライト)ハーフバック〔(Right)Half Back〕
DF@:フルバック〔Full Bacd〕
DFA:フルバック〔Full Bacd〕
DFB:フルバック〔Full Bacd〕
GK:ゴールキーパー
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FW@ |
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